お知らせ
ピアノの前でつぶやいた小さな不安【5歳生徒さん】
発表会が、少しずつ近づいてきました。
初めて舞台に立つ小さな生徒さんが
ある日レッスンの中で、ふと
こんなことを聞いてきました。
「発表会で…失敗したらどうなるの?」
その小さな声に、胸がきゅっとなりました。
きっと、心のどこかでがんばりたいって
思っているからこそ、
こんなふうに聞いてくれたのですね。
「大丈夫。失敗しても、誰も怒ったりしないよ。
それよりも、発表会まで一生懸命に練習することが
いちばん大事なの。
そのがんばりがあるからみんな応援してくれるんだよ」
私たちが子どもたちに伝えたいのは、
“うまくやること”よりも
“心をこめること”の大切さ。
発表会は、自分のためだけじゃなくて
「誰かのために」心をこめて弾く
大切な経験の場です。
小さな手で、小さな心で
がんばって誰かに気持ちを届けようとする姿に
きっと私たち大人のほうが
胸を打たれることでしょう。
舞台に立つその日まで、ゆっくりと
でも、確実に子どもたちは成長しているんですね。
大切な息抜きの時間【ママのピアノレッスン】
当教室では小学生までの
生徒さんのお母様(お父様も)対象に
レッスンを行っています。
とある生徒さんのお母様も半年ほど前より
不定期でレッスンに通ってくださっています。
高校生まで頑張っていたピアノを再開されました。
お仕事や家事育児があり日々大忙しのなか
時間を見つけてピアノに向かわれているようです。
高校生まで続けてこられただけあって
現在はショパンの難曲にチャレンジ中!
音色や表情にもこだわって進めています。
先日のレッスン終わりに
『この(レッスン)時間がリフレッシュになるんです』
とおっしゃっていました。
日々の生活がピアノを通じて
少しでも潤ってくださっているなら
講師としてそんな嬉しいことはありません!
『こう弾きたい!』を叶えるには?
今年の発表会の曲目も大体出揃ってきました。
感じた音楽をピアノを通して表現できたら素敵ですよね。
『こう弾きたい!』を実現するための第1歩は
まずその曲を身体に染み込ませることです。
”弾くこと”(楽譜通りには弾けること)
に余裕ができると
次に、やっと表現(音や流れににニュアンスを付ける)の幅を
ぐんと広げることができるのです。
曲を身体に染み込ませるには・・・
何よりその曲を繰り返し弾き込むのが1番!
そのために、
小さい生徒さんにも取り組みやすいよう
れんしゅう表を作成中。
これまで何度か練習表にチャレンジしてもらいましたが
夢中になって1枚じゃ済まない園児さんや低学年さんもちらほら・・
練習の習慣づけのきっかけになっています。
今回はどんな表だと喜んでくれるかな?
表の作成についつい夢中になって・・
あっという間に時間が過ぎてしまいます。



