お知らせ
ただ弾く、から"本物の音を出す"へ【小学生女の子】

「楽しく、本格的に。」
~ちょっとした工夫で音が変わった日~
先日、他のお教室から移ってきたばかりの小学生さんとのレッスンでのこと。
最初に弾いてもらったときに出てきた音は
今にも消えそうな、か細い音でした。
「遠慮しているのかな?」
と思い、話を聞いてみるとこんな風に
話してくれました。
「いままでピアノからどんな音が出てるかって
そんなに気にしたことなかったかも。
でも、ちゃんと出ていない感じがずっとしてて・・・」
そこで、当教室の新入りグッズ『くまちゃんスポンジ』
の登場です。
くまの形をした食器洗いスポンジなのですが
見せた瞬間、「何これ~!かわいい!」とニコニコ顔。
「このくまちゃんを鍵盤だと思って弾いてみようか。
こんなふうにくまちゃんが痛くないように押すんだよ」
このとき単にスポンジを押すだけでなく、
正しいやり方を一緒にやってみます。
指で押されるくまちゃんをクスクス笑いながらも
何度も指の感覚を確かめていました。
そしてふたたびピアノへ。
すると・・・
さっきまでのかすれそうな音がうそのように
ピアノから"芯のある音"が鳴ったのです。
その瞬間、生徒さん顔がパッと明るくなって、
「なんか、ちがった!」と
自分で気づいていました。
♪ ♪ ♪
この日はまさに「楽しさ+本格的に」
を実践したレッスンでした。
"楽しい"の中に"伝わる音を弾く力"が育つ。
それが私がピアノレッスンで大切にしているところです。
はじめてピアノを習うお子さんと保護者様は
ちゃんと弾けるようになるのかな?
とご心配かもしれません。
でも、大丈夫。当教室では
遊びのようなレッスンの中にも
しっかりと本質が根を張っています。
ご安心ください。
お子さんが
「ピアノの音ってこういうことか!」
と感じる瞬間を一緒に味わいながら
育てていきましょう。
↑新入りのくまちゃんスポンジ